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代表的な疾患
- 変形性膝関節症
- 加齢や使い過ぎによって膝関節のクッションの役割をしている軟骨が弾力を失い、痛みや関節の変形を招きます。男女比は1:4の割合で女性に多い症状です。初期段階では立ち上がりや歩き始めに痛みを感じ、次第に正座や階段の昇降が困難になってきます。
- 変形性股関節症
- 骨盤と太ももの骨の間にあって、スムーズな動きをサポートしている軟骨がすり減ったり、炎症を起こしたりする症状です。初期段階では立ち上がりや歩きはじめの際に、太ももの付け根に痛みを感じます。進行すると痛みが強くなり、常に痛い、就寝中も痛いといった症状に悩まされます。
- 足関節捻挫
- 多くの場合、スポーツや段差を踏み外すといった日常の動作などによって、足の関節を内側に捻ってしまったことで起こり、外側のくるぶし周辺の痛みや腫れが見られます。靭帯が損傷を受けることも多く、靭帯が伸びる程度の1度から靭帯が完全に切れる3度の3タイプに分類されます。
- 腰椎の異常から生じる足の痛み
- 足の痛みの原因が腰椎の異常にあることは決して珍しくありません。若い人から中高年では腰椎分離症・すべり症、腰椎椎間板ヘルニア、中高年では腰部脊柱管狭窄症や腰椎圧迫骨折などが、足の痛みやしびれを伴う可能性がある腰椎の病気です。
- カウザルギー・
複合性局所疼痛症候群(CRPS)
- 交通事故によるケガや捻挫、打撲といった外傷を受けた後に、明らかな神経の損傷が見られないのに「焼けるような」「うずくような」などと表現される強い痛みが続きます。また、痛みと同じ部位に、発汗異常、皮膚の損傷や脱毛、爪の割れ、筋力低下、骨量の減少なども現れます。